塩尻市/W邸

木組みの力強さ、美しさを生かしつつ、若いご夫婦の雰囲気に合わせた明るい色合いの住まいです。

無垢の木材に触れる事ができ、木の香りに包まれた広い空間は子育てをするのにも大変素晴らしい環境ではないでしょうか。

小屋組みを表しにした和室には、無垢の栗丸太の床柱やタモの違い棚、

ちょうなはつり仕上げの梁等、無垢の木材を使用し職人技にて手間ひまをかけて作られています。

伝統的な作りと現代の住まい方を調和させた住宅となっています。

周囲を美しい自然と田園に囲まれた若いご夫婦のお住まいです。

どの部屋も明るい光が差し込み、表しの木組みは陰影を生み表情を刻々と変えてくれます。

無垢の材は月日が経つにつれ落ち着いた色合いへと変化し、美しさを増していく事でしょう。

たくさんの趣味をお持ちであらゆる物を手作りされるお客様の家です。
ご自身で作られた洗面台や薪ストーブスペースの煉瓦積み等、プロ顔負けの仕上がりでした。
そのように家作りに関わりたいというお客様のご要望にもお応えします。
居間には小上がりを設けくつろぎのスペースになっています。

大きな栗の棟持ち柱と赤松の梁を大胆に配し、たてとよこの対比が美しい小屋組みです。

陰影が生まれ一日を通して違う表情を見せてくれるこだわりの空間になっています。

食堂天井はちょうなで仕上げた栗の天井板と４寸角のつなぎ、ケヤキの梁により手仕事でしか出せない雰囲気を醸し出しています。

座敷に使われていた欄間は今見てもすばらしいデザインです。

他にも床の間の黒柿や庭木、古くから使われていた裁ち板など、

新たに生かすことで旧家の思い出と歴史を引き継ぐ家になりました。

厳選された材料を使い、丁寧に作られた新しいこの家も、きっと永く受け継がれていくことと思います。

歴史ある街道沿いにあるこの家は周囲に調和した外観になっています。
3世代のご家族がそれぞれの気配を感じつつ仲良く過ごせるように、
必要以上の仕切りを設けない間取りになっています。