VOICEお客様の声
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塩尻市 Ku様より
木が揃いましてから見に来てください
「木が揃いましたから見に来てください」
奥平さんのこの言葉に、家作りに対する確かなものを感じました。
木に、そして自分の仕事に自信がなければこの言葉は出てこないでしょう。
工場に行ってみると、手仕事により一本一本仕上げられた「本物の木」が並んでいました。木の太さ、匂い、色、手触り、どれをとってもすばらしく、この木が私達の部屋になるのかと思うと、何ともいえない高揚した気持ちになりました。
「本物の木」は「本物の職人」さん達によって、その良さがさらに引き出されました。いくつもの道具を使い、手間をかけ、こだわりをもってやる仕事は見事でした。
「力強くて温かい」これが本物の技だと思いました。
家族を持ったとき「和・笑・話・輪」という4つの「わ」を大切にしていこうと思いました。
でき上がった部屋に入ると自然に心が和み、笑顔になります。木のぬくもりは勿論、木と壁の色の分量、窓の大きさ、位置など部屋全体のバランスがよく、とても居心地がいいのです。大きなテーブルでみんなで話をしたり遊んだり食事をしたり・・・
家族や友達の輪をつくっていけるそんな大切な場ができたのです。
いろんな木をたくさん使ってあるのに、木がけんかしていないやさしい部屋。この木と共に呼吸をし、家族で年を重ねていけることが嬉しくてなりません。
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安曇野市 I様より
時を経た変化が楽しみな家
飛騨高山に住んでいた頃、古い町並みが好きで何度も足を運びました。
古い民家を利用した店や美術館が通りに並んでいて、そうした民家の中にいるととても心が落ち着きました。
使い込まれて黒光りのする床、欅の大黒柱、煤けた太い梁。流れた時間がその民家に魅力を与えたのだと思います。そういうのっていいな、と思いました。
古くなるのが楽しみ、というのは変かもしれませんが、それはこの家がしっかりと作られている、という安心感があってこそだと思います。
建築途中で見た、がっしりとした木組みの構造、職人さんたちの丁寧な仕事ぶり。これならこの家は大丈夫、そんな確信めいたものを感じました。
この家はできてから3年目ですが、床や建具が少しずついい色に変わってきています。やがては高山で見た民家のように、時が経つにつれてその味わいを増していくのではないかと、楽しみにしています。
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塩尻市 I様より
住まう人になじむ納得の家
家を建てるということは一生のうちでそう何回もあることではありません。
どうせなら納得のいく家を建てたいと思っていました。低予算だけど質を落としたくない、しかも土地は狭い、子沢山なので部屋を多く、両親同居を予定しているので付かず離れず適度な距離を保ちたいなど、普通だったら、そんなの無理だと一蹴されそうな条件でした。
しかしそれらが可能であれば一切をお任せして、細かいことは言わないと決めました。
黒く塗られた柱が立っていくさまは、まるで古い民家を解体しているかのようでした。
しっかりと時間をかけて完成、柱の一本一本をペタン、ペタンと叩いて回りました。ああこれが木の感触だ、とてもやわらかでした。夏は涼しく、冬は暖かく。夏の昼下がりに板の間で、足を壁にくっつけて昼寝をする気持ちのよさは最高です。
完成してからもう10年も経つ間に、ここはこうしたいなど、あちこち手を入れたいと思いながら、結局何もしないでなんら不足もなく、飽きません。基本設計、デザインのよさでしょう。
本当にいい靴はその人に合った形になっていくといいます。奥平さんの建てる家が増えてきて、あっこれは、と思う家はたいてい分かります。
しかしそこに住む人の生活の仕方で、その家がどんどん変わっていきます。なじんでいくというか、味が出てきます。しっかりとした造りというだけでなく、家造りの基本が押さえられているからではないでしょうか。
奥平カラーというものがありながら、デザインや造りが決してでしゃばらない、プレハブにはない家造りの基本がそこにあると思います。
木が生かされて、木に生かされて、満足のいく毎日を送っています。