安曇野市/Ｔ邸

常念岳や堰沿いの桜並木、美しい田園といった安曇野の風景と四季を生活の中に取り入れる事を意識した作りの住まいです。

また光と風も多く取り込めるよう外窓だけでなく内窓を配しています。

採光や通風を良くすると共に各部屋が孤立せず、家族のつながりを感じる事ができます。

手仕事で作られた木組みの家は、表情を刻一刻と変えるため一日の移ろいを感じる事ができ、

無垢の木は年月を重ねるにつれ段々と深みを増し、より一層愛着の持てる住まいになることでしょう。

伝統的な工法に加え、太陽光発電や床暖房といった設備も存分に取り入れられている住宅です。

ある古い造り酒屋をご覧になり、その建物の小屋組みを気に入られて「こんな作りの家がほしい」と

多くの展示場等をご覧になったそうです。

なかなか見つからずにいた所、たまたま弊社の見学会を知り実際にご覧いただいた瞬間に「これだ！」と思われたそうです。

居間と和室は建具を挟んで計32帖の大空間です。これも大きな梁があればこそ実現できる空間です。

明治十年に建てられた蔵に使われていたケヤキの梁を保管されていて、そちらを再利用しました。

130年以上も前の材に新たな命が吹きこまれ引き継がれていく。

とても素晴らしい事だと感じます。

安曇野の風景・風土に調和したシンプルな住宅です。
家族が集える広い居間が欲しいというお施主様の要望を叶えるため、
当社の特徴である大きな梁の中でも特に大きな梁を使用することで、
28畳という大空間を実現しました。
無垢の木を使った力強い木組みの家は、住む人に安らぎを与えてくれます。

若いご家族にちょうどいい４０坪程の家です。

シンプルな動線を心がけた間取りになっているので使い勝手がよく

どの部屋にも十分な収納を設けてあります。

もちろん無垢の木を使っているので香りもよき安らぎを感じることができる家です。

お施主様は、ご主人が家具職人で奥様が画家のとてもセンス溢れるお二人です。

手作りの木の家具は、やはり手作りの木の家とマッチしています。

奥様が絵画の教室を開いている部屋とリビングには大きな窓があり、

安曇野の風景を借景として取り込むことで四季の移ろいを感じることのできる住宅になっています。